ガールズバンドクライ、衝撃的な映像表現(とロックなストーリー)

通勤電車のモニタ広告と吊り広告でガールズバンドクライのタイトルを見かけたのは、2024春アニメとして既にスタートしてdアニメの1話の配信が始まった後だった。その時は、「ああ、ありがちなガールズバンドというかアイドルものかな」という印象で、ほとんど気にも留めなかった。

girls-band-cry.com

後日dアニメストアで春アニメの一覧をみていると本作を見かけて、バンドものという事で一応興味はあるから観てみるかと冷やかし半分の気持ちで再生してみた。流れてきた映像は、なんとフル3DCG映像。ありゃ、こりゃ見ちゃいかんものを見てしまったか。。と思いつつ、家出少女のコミカルな挙動が面白かったのでそのまま見続けてしまい、話の流れも面白いし、気づいたら1話を見終わっていた。

 

この、ガールズバンドクライの特徴は何といっても3DCGの映像というとになるだろう。CGというとまずネガティブな印象を受けるのがお約束なのだが、本作の映像はこれまで見たことのないような表現であり、演奏の迫力だけでなく表情豊かで動きのコミカルさの表現なども細かい。CGをプラス方向に活かしきった新しい何かを観た!という興奮を覚えてしまった。

 

まず、CGなのに動きがキッチリできている。CGというと「ヌルヌル動く」というのがほとんどトラウマともいえるイメージで刷り込まれていて、その最たる例がブルージャイアントになるのだが、そういうネガティブな印象がまったくない。手書きアニメとは異なるクセが当然あるが、これはいい意味での「味」と受け取った。特に演奏シーンの迫力が凄い。CGならではの楽器の細かいディテールやライティングが非常に美しく、それが音とシンクロしつつ高速動作する様は口あんぐりで圧巻の一言。カメラワークが迫力を増している。

 

演奏シーンのシンクロ感が素晴らしい。バンドアニメでひとつの基準になるのが動きがダイナミックなドラムのアクションだと思うが、すばるちゃんの動きがとても自然。マクロス7のビヒーダさんのドラミングから30年、色んなアニメが表現を積み上げてきたものがここまできたのかと。思い残すことはもうないくらいに感慨深い。ここは、過去のアニメより優れているとか言いたいのではなく、過去の作品はその作品のベストの状態として今でも存在していると考えている。ブルージャイアントだけは比べてしまっているが。。

 

新しい映像と感じるのは、表情などの細かさやキャラの動きがイメージにあるCGアニメとは全く異なっていて、CGらしさ=リアルな動き、というイメージとは違い、いわゆる日本のアニメ表現を再現しているというか。喜怒哀楽の激しい主人公 仁菜のやっかいな性格もコロコロ切り替わる表情でよく表現しているし。デフォルメされたような動きも多くて笑えるしとても面白い。これらの表現が違和感なく自然に受け付けられる。凄いバランスなのではないか。素人考えだが、3DCGというと、キャラのモデリングがあって、それを表情含めてある程度リアルな制約を持つモーション情報で動かすことがベースになっているのではないかと想像すると、どうやったらこんな表現ができるのかがとても興味深い。動きについても、単純にモーションキャプチャーで動いているようには見えず、どうやってこんな動きができるのだろうか。すごく手間暇が掛かっているだろうが、気になって仕方がない。

 

その辺の情報がないかと、copilot さんに探してもらった。今のところ、それほど多くの情報は引っかからず、細かい技術面の話は分からないものの、

東映アニメの実績豊かなスタッフ、クリエーターが終結し最先端技術を投入し、日本的なアニメ表現と、原作者のイラストをそのまま表現する「イラストルック」を目指した、とのこと。例えば、映像的には「THE FIRST SLAM DUNK」の延長上にあると聞くと、そう言われれば確かにそう感じる。かなり力の入った作品だということが分かった。春アニメの単なる一角で下手したら見逃したかも知れないとも思っていたが、早晩話題になって観る事になったのかなという感じか。

 

映像面ばかりの内容になったけれど、ストーリーもロックしていて面白い。拗れた面倒な性格の主人公の仁菜が怒りややるせなさを歌にぶちまける!(まったく表現できてない笑) 仁菜に噛みつかれて喧嘩もするけれど根はやさしい桃香さんはギターがカッコイイし、ドラムのすばるちゃんはバンドの潤滑油になっているとても良い子でほっこりさせてくれる。少したどたどしい声の演技が人柄をよく表していていい味出しているし、笑顔でドラム叩いている姿が観ていて気持ちいい。ストーリーはベタな展開と言える部分もあるだろうが、だからこそ熱いのだというのはある。

 

演奏シーンが多いのも見応えがある。

今後牛丼屋のお姉さんたちも合流するのかな。楽しみ。

 

参考文献

3D技術についてのインタビューがないかとcopilotに情報収集お願いしたが、あまり発掘されなかった。これから徐々にそういう話も出てくるかな。

ちなみにcopilotの出力をコピペしてリンクは手動で置き換えているけど、もっと簡単にコピペできると楽でよいのだけど。

##自分
ガールズバンドクライの3D技術に言及した記事を教えてください。

## Copilot
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realsound.jp

:この記事では、『ガールズバンドクライ』の物語とキャラクターについて詳しく説明しています。


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www.atpress.ne.jp

:この記事では、『ガールズバンドクライ』のバンドスコアについて言及しています。


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kai-you.net

:この記事では、『ガールズバンドクライ』の3DCG表現がどのように画期的であるかについて詳しく解説しています。


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japan.cnet.com

:この記事では、東映アニメが『ガールズバンドクライ』で目指す日本独自のCGアニメ表現について詳しく説明しています。


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realsound.jp

:この記事では、『ガールズバンドクライ』のCG技術がどのように実写ドラマの仕上がりに近づいているかについて詳しく解説しています。


これらの記事は、『ガールズバンドクライ』の3D技術とその特異性について詳しく説明しています。ご興味があれば、ぜひご覧ください。